外脛骨手術のメリットとデメリットについて

外脛骨の図

はじめに

外脛骨は足の内くるぶしの下にある舟状骨に見られる先天性の余分な骨で、多くの場合無症状ですが、サッカーやダンスなどのスポーツをする人によっては痛みや腫れが生じることがあります。
この記事では、外脛骨手術のメリットとデメリットについて詳しく解説します。

外脛骨手術のメリット

1. 痛みの軽減

外脛骨手術の最大のメリットは、痛みの軽減です。外脛骨という余分な骨が除去されることで、周囲の組織にかかる圧力が解消され、痛みが大幅に軽減され、日常生活や運動が楽になります。

2. 機能の改善

手術により、足のアーチが正しく機能するようになり、歩行やランニングがスムーズになります。特にスポーツをされる人にとって、この機能改善は大きなメリットです。

3. 長期的な効果

保存療法や薬物療法は一時的な効果しか期待できない場合がありますが、手術は根本的な問題を解決するため、長期的な効果が期待できます。再発のリスクが低く安定した状態を維持することが可能です。

外脛骨手術のデメリット

1. 手術リスク

手術には必ずリスクが伴います。
感染症、出血、神経損傷などの合併症が発生する可能性があります。また、麻酔に対するアレルギー反応や副作用も考慮する必要があります。

2. 回復期間

手術後には一定の回復期間が必要です。一般的に数週間から数ヶ月のリハビリが必要となり、この間は日常生活やスポーツに支障をきたしたり、完全な回復までの間は何かと制限がかかることがあります。

3. 費用

手術は保存療法や薬物療法に比べてリハビリも入るので高額です。
保険が適用される場合もありますが、自己負担額が発生することがあります。
手術前に費用についてしっかりと確認し、計画を立てることが重要です。

4. 効果の個人差

手術の効果には個人差があります。一部の患者では期待したほどの改善が見られない場合もあります。また、手術後に再発するリスクは低いものの、完全にゼロではありません。

手術適応の判断

外脛骨手術を検討する際は、専門医に相談することが重要です。
以下のような場合には手術が適応となることが多いです:

  • 保存療法や薬物療法で効果が見られない場合
  • 日常生活や仕事に支障をきたす痛みが持続する場合
  • スポーツや運動に支障が出ている場合

手術の適応を判断するためには、詳細な診断と評価が必要です。

まとめ

外脛骨手術には痛みの軽減や機能改善といった多くのメリットがありますが、手術リスクや回復期間を含めたリハビリ、コストなどのデメリットも考慮する必要があります。

手術を検討する際は、専門医と十分に相談し、個々の状況に応じた最適な治療法を選択することが重要です。手術のメリットとデメリットを理解し、納得のいく決断をすることで、健康で快適な生活を取り戻すことができます。

ただし、外脛骨と診断されたからといって手術しかない!と早急に考えずに、なるべくなら手術を回避する方法でいきたいとお考えの方は外脛骨施術の実績豊富な福岡市西区のしばた整骨院へご相談ください。