テレワークで自律神経の乱れが急増!
長期化するコロナ禍で感染対策に気を使ったり、人流を減らすという風潮からテレワーク(リモートワーク・在宅ワーク)で会社に行かずに自宅で仕事をするというのが段々とスタンダードな形になってきています。
自律神経の乱れが急増!?
昨今テレワークやリモート授業の増加で自律神経が乱れを感じる方が急増しています。
テレワークは通勤、通学で外出しなくていいので、一見すると時間の節約や効率アップで楽に映るのですが、気持ちの上でのオンとオフの境目が無くなります。
今までは毎朝、着替えて電車バスの通勤によってオンオフのスイッチが入っていたのが、テレワークにより自宅がそのまま会社になることで、ずっとオン状態になります。
また会社の同僚とのコミュニケーションも無くなるので孤立するような錯覚にも陥ることが自律神経のスイッチ切り替えが乱れ、自律神経の乱れに拍車をかけます。
過度なストレスもまた自律神経の乱れになりますが、人との接触を避けたすなわちストレスのかからない状態で過ごすことも逆に自律神経を乱れる要因となります。
以前からずっとその形態で仕事をされていた方ならいいのですが、コロナ禍で急にテレワークになった方は要注意です。
突然自律神経の乱れを感じるようになります!
自律神経の乱れは当院にご来院の方に聞いても特に体調不良やきっかけがなく、心身の変調をきたすことが多いです。
また自分はそういった神経性の変調には無縁と思っていたとも言われ、知らず知らずのうちに自律神経の乱れは始まっていくため、初期では自分では気づきにくく、ある程度症状が進行して症状に気付くことが多いです。
まずはご自身の自律神経の乱れがないか以下でチェックしてみてください。
- 最近、眠りが浅く夜中に目が覚めるようになった
- 胃のあたりに不快感を感じることが多い
- 疲れやすい
- めまいや頭痛が感じるようになった
- 食欲がないor過剰に食べ過ぎる
- 心臓の動悸が突然する
上記は自律神経の乱れで起こる症状の代表的なものです。1つでも当てはまるものがありましたら、自律神経の乱れを疑ってください。
自律神経の乱れでご自身でできること
いきなり自律神経の乱れているのかなということで心療内科受診はハードルも高いと言われます。
まずは自律神経の乱れをご自身で対処するセルフケアがありますので、これらを試してみたうえで病院を受診するかどうかを判断してみてもいいかと思います。
自律神経の乱れを改善するには乱れた生活習慣のリズムを正すことが重要です。
生活習慣をリズムを正すには・・・
1.お風呂に入る(湯船に最低10分浸かる)
適温のお風呂に入ることで交感神経の高ぶりをリセットし副交感神経の働きを優位にしてくれます。入る際にお気に入りの香りの入浴剤を併用するのもオススメ〇
2.スマホを控えて就寝する
睡眠時間のベターは6時間、ベストは8時間です。
ついつい就寝前にスマホを見がちですが、スマホから発するブルーライトは目から脳に影響を及ぼし、自律神経が休まらなくなりますので、就寝前はスマホを遠ざけましょう。
3.睡眠ホルモンセロトニンを増やす
セロトニンは日光浴や有酸素運動でも増えます。またセロトニンの材料となる食材としてまぐろやかつお、卵、納豆などの豆製品、ナッツ類も多く含まれます。
4.腸内環境を整える
自律神経が乱れている方は便秘や下痢をしている方も多いです。
腸内環境を整えるためにも、起床時にコップ1杯の水を取ったり、食物繊維の多い根菜類やみそ汁などの発酵食品の摂取、腸への刺激運動として室内トランポリンもオススメです。
ただし、上記の方法で思ったほどの効果なければ、自分でどうにかできる状態ではなくなっているので、その際は専門のところにご相談ください。