有痛性外脛骨ではインソールは効果ない?その理由とは

有痛性外脛骨は、足の内側にある余分な骨(外脛骨)が原因で痛みを引き起こす症状です。
スポーツをする人や成長期の子どもに多く、ときには大人にも見られます。
症状は歩行や運動時に痛みを感じることが特徴です。
痛みを軽減するための対策として、インソール(靴の中敷き)が推奨されることがありますが、実際にはインソールだけでは根本的な解決にはなりません。
本記事では、有痛性外脛骨にインソールが効果を発揮しにくい理由と、適切な治療方法について解説します。
インソールが有痛性外脛骨に効果を発揮しにくい理由

1. インソールは足の形を変えるものではない
インソールは足裏のアーチをサポートし、足の負担を軽減する目的で使用されます。
しかし、有痛性外脛骨は骨の構造的な問題や筋肉の負荷からなり、インソールでは外脛骨そのものを取り除いたり、変形を修正したりすることはできません。
そのため、痛みの根本的な解決にはつながりにくいのです。
2. 圧力のかかる場所が変わるだけで根本的な負担軽減にならない
インソールを使用すると、一時的に足の圧力分布が変わり、痛みのある部位への負担が軽減されることがあります。しかし、根本的な原因が解決されない限り、痛みが再発する可能性が高いのが実情です。
また、間違った形状のインソールを使用すると、逆に別の部位に負担がかかり、新たな痛みを引き起こすこともあります。
3. インソールでは炎症を抑えることができない
有痛性外脛骨の痛みは、骨が関連する筋肉と摩擦を起こしたり、荷重を伴って痛みを誘発することが原因です。
インソールは足の負担を調整する役割はありますが、炎症を抑える効果はありません。
炎症を軽減するためには、適切な安静や物理療法が必要となります。
有痛性外脛骨に適した治療方法
1. 安静
痛みが強い場合は、まず運動を控え、患部の休ませることが重要です。特にスポーツをしている場合は、症状の悪化を防ぐことが必要です。
2. ストレッチ
足への負担を減らす足首の柔軟性を向上させる足首のストレッチをすることで足裏アーチを支える筋肉、外脛骨への負担を減らすことができます。
特に、後脛骨筋、腓腹筋、長母指屈筋を柔軟にすることが外脛骨への負担を軽減する効果が期待できます。
3. テーピングやサポーターの活用
インソールよりも、テーピングや足首をサポートするサポーターを使用する方が、外脛骨にかかる負担を直接的に軽減しやすいです。
正しい巻き方でサポートすれば、運動中の痛みを和らげることができます。
4. 整骨院での施術
整骨院では、骨格のバランスを整える手技療法や、痛みを和らげる電気療法などを受けることができます。その際は有痛性外脛骨に詳しい専門院を選び施術を受けることが大切です。痛みの緩和と再発防止を目指せます。
まとめ
有痛性外脛骨の痛みを軽減するためにインソールを使用することは、一時的な負担軽減にはなるものの、根本的な解決にはなりません。
痛みの原因である骨の構造的な問題や負荷となる筋肉バランスを動作分析し、症状改善するためには、安静、ストレッチ、整骨院での施術など、総合的な対策が必要です。
長期間痛みが続く場合は、専門家の指導を受けながら適切な治療を行いましょう。
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