過呼吸(過換気)になったときの対処法
過呼吸はストレスや心理的要因(パニック症)などで呼吸のリズムが狂い呼吸数が多くなり、体内に酸素を取り込めずに酸欠のような状態になることです。
過呼吸(過換気)の原因
最も多いとされるのは心理的要因(パニック症)からくるものです。視覚、聴覚、嗅覚などの五感からくる情報を脳の中でうまく処理が行えず誤作動を起こし、過剰な反応として自律神経や呼吸器系に影響し過呼吸の発作を起こします。
その他に肉体的疲労の蓄積や肺・心疾患ということもあります。
過呼吸の症状
過呼吸時は呼吸困難(酸欠状態)で苦しくなり、しびれやめまい、動悸、吐き気を伴うことも多く、酷いときにはけいれんや失神することもありますので注意が必要です。
初めてのときや症状が強い時は我慢せず救急車を呼ぶことも大切です。
過呼吸時の対処法
以前は過呼吸時には紙袋を口に当てるペーパーバック再呼吸法という方法がとられていましたが、逆に二酸化炭素を吸いすぎて、低酸素血症を引き起こすことがある(海外では死亡例あり)という理由で過呼吸発作の対処として適切ではないということになっています。
出典:我孫子市民体育館
最近はペーパーバック法ではなく、安全性を優先してご自身で呼吸を調整をして呼吸のリズムを取り戻す方法として以下のやり方が推奨されています。
ポイントは慌てずゆっくりと呼吸することで気持ちを落ち着かせ過呼吸発作を徐々に鎮めていきます。
参考:日本呼吸器学会
過呼吸対策
過呼吸は先にも述べたように心理的要因や肉体的疲労が引き金となって発作を起こすことが多いです。肉体的なものは休息をとるのはもちろんですが、心理的要因(パニック症)でお悩みの方がおられましたら、パニック症についてをご覧いただきお気軽に当院までお問い合わせください。