不眠の原因について
睡眠時間は一般的に7~8時間が適切と言われています。しかし現代社会において睡眠不足を感じる方が急増しており注意が必要です。
不眠症とは?
不眠症の診断には以下のような状態が継続していると「不眠症」と診断されることがあります。
- 睡眠の質が低下していると感じることが多い
- ベッドに入り眠りにつくまでの時間が30分以上かかる
- 睡眠中に何度も目が覚める(中途覚醒)
- 早朝に目が覚める
- 睡眠時間が短い
これらの症状が継続して起こることで日常生活に支障が出ているのであれば、なんらかの対策を講じる必要があります。
不眠症の原因とは?
不眠症の原因には様々なものがあり、代表的なものは以下になります。
1.ストレス
ストレスは不眠症の主要な原因の一つです。
日々の仕事の人間関係や日常生活でのストレスやトラウマや不安などの精神的なストレスが、睡眠障害を引き起こすことがあります。
2.環境
睡眠環境も不眠症の原因になることがあります。
睡眠中の明るさ、周囲の騒音、暑い寒いなどの温度変化、寝具などの環境的要因が、睡眠の質の低下を招き悪影響を及ぼすことがあります。
3.生活習慣
不規則な生活習慣も不眠症の原因の一つです。
夜勤などの深夜作業により寝る時間が毎日異なったり、運動不足、深夜の飲酒、喫煙などの不健康な生活習慣が、睡眠に悪影響を与えることがあります。
4.身体的要因
不眠症の原因としては身体的な疾患でも起こすことがあります。
たとえば薬の副作用や病気、アレルギー(花粉症やかゆみなどの皮膚疾患)などが原因で、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くて不眠症が引き起こされることがあります。
5.ブルーライト
近年の不眠症の原因となることが多く起こってきているのが「ブルーライト」によるものです。
スマートフォンやパソコンの画面から発生するブルーライトは、睡眠に悪影響を与えることがあり、取り扱いに注意が必要です。
ブルーライトが睡眠に影響を与える主な理由は人体の体内時計(暗くなったら眠くなる、明るくなったら起きるという時間設定)を調整するためのメラトニンという脳の松果体からのホルモンの放出を妨げるということが化学的に判明しています。
毎日寝る1時間前にはなるべくスマートフォンやパソコンを使用を終えたり、もし使用する場合はブルーライトを抑制するためのメガネを活用したりするなどして睡眠の質を改善することが大切です。
まとめ
上記に記したように不眠症の原因は様々です。
一つの原因だけでなく、複数の原因が組み合わさって不眠症を引き起こすこともあります。睡眠障害がある場合は、その原因を探り改善策を考えることが大切です。
不眠症や睡眠の質が低下してきたとお困りのときはかかりつけ医に相談もしくは自律神経を整えることができる福岡市西区のしばた整骨院へお気軽にお問い合わせください。